1月
市立病院 がん放射線療法看護認定看護師 白子和志 看護師
放射線療法は怖くない
放射線療法は、手術、抗がん剤治療と並ぶ、がん治療の3本柱のひとつです。病気の完治を目指す場合や痛みを取る場合など、放射線療法はがん治療において様々な場面での役割があります。
放射線療法という治療がどのような治療かご存知でしょうか?名前は耳にすることは多いですが、実際にどのような治療が行われているのか、治療効果と副作用出現のメカニズムについてなど、理解しづらい部分も多い治療です。また、先の大戦における原爆の恐怖、さらには東日本大震災での原発事故の影響もあり、「放射線」という言葉に不安感や恐怖感を抱く患者さんも少なくありません。言葉では「安全」「安心」と言っても、やはり目に見えないものに対する恐怖は、完全には拭えないものです。
病院で行われる放射線療法は、放射線治療専門医や診療放射線技師、看護師など、治療に関わるすべてのスタッフが、安全に治療が行われるよう綿密な治療計画を考え、行っています。
放射線は当然、被曝することによって身体に悪影響を与えることがありますが、医療で用いられる放射線は、完全に管理された環境下で病気を治療・検査するものであり、根本的に考え方が違うのです。
放射線療法の治療計画は患者さん一人ひとりに合わせたものであるため、起きうる副作用も一人ひとり違います。治療についてわからないことや気になること、不安なことなど、ぜひご相談ください。患者さんやそのご家族が安心して治療を受けられるよう、支援していきたいと思います。
2月
市立病院 臨床検査科 松原直樹 医師
臨床検査とは
臨床検査を知っていますか?
病院や医院で採血や検尿をしたことがあるかと思います。みなさんの体から採取された血液や、尿、便を調べることで体の中で何が起こっているか、病気の原因は何かを調べることができます。また、治療中の方は経過がどのようになっているのか、回復しているのか確認します。このほかに心電図検査や脳波検査など、みなさんの体を直接調べる生理検査もあります。これが臨床検査です。
これらの測定を行うのは、臨床検査技師です。そしてその測定が正しく行われているかを確認するのが臨床検査医の仕事です。毎日たくさんの血液や尿を検査しており、その結果を医師に伝えることで、診断や病気の重症度の判定など治療方針の決定の手助けをしています。そのため、結果に誤差があったりすると、正しい判断ができなくなります。
例えばコレステロール値が本来は高値であるのに、誤って正常値になった場合にはその人は適切な治療が受けられることができず、合併症などを引き起こすことがあります。逆に、正常であるのに高値となった場合には不必要な治療を受けてしまうことにもなります。こういったことがないように検査結果がばらついたりしないか、正確性が保たれているか、測定する機器が正しく働いているか点検しています。
検査結果に明らかな異常が出たときには、誤差がないか再検査をしたうえで検査を依頼した医師に速やかに連絡し、すぐに対応してもらうようにしています。これも大切な仕事の一つです。
3月
市立病院 歯科口腔外科 秋田大輔 医師
周術期口腔機能管理について
がんや心疾患の治療で手術、放射線治療、抗がん剤治療を行った際に口腔内の環境が原因で重度の口内炎、味覚異常、手術創への感染などの合併症が生じることがしばしばみられます。
これらは「食べる」「話す」といった日々生活していくための動作が苦痛になってしまい、患者さんにとって大きなストレスとなります。結果的に栄養不良となり、抵抗力が低下し肺炎や敗血症を起こしやすくなってしまうので、抗菌薬の長期投与や在院日数の延長に繋がり、治療の継続が困難になることもあります。
近年、口腔機能管理を行うことが合併症の予防に重要であることが報告されており、医科と歯科の連携によるチーム医療の重要性が国を挙げて提唱されています。
口腔機能管理の具体的な処置内容としては、手術前後や放射線化学療法中の口腔ケア、動揺歯の固定や抜歯、義歯の調整、虫歯や歯周病の治療などです。当院での周術期口腔機能管理の流れとしては、治療開始前に担当科から当科に紹介され、口腔内を評価し、入院前・入院中に口腔ケアや必要な歯科治療を行います。
治療開始(入院)までの期間はかかりつけ歯科医院での対応も可能です(担当科から直接紹介状を作成します)。退院後はかかりつけ歯科医院と連携し対応します。
手術や放射線化学療法は早期治療が前提ですが、診断から治療開始までの期間が短い場合がほとんどですので歯科治療が必要な部位が多い患者さんの場合、すべての歯科治療が終了するのは困難です。普段から歯科を受診され口腔内の状態を改善しておくことが重要です。
4月
市立病院 麻酔科 舟橋秀利 医師
手術前の内服薬について
近年、高齢の患者さんが増加し、心臓病や脳血管障害、慢性の動脈閉塞症などで治療中の患者さんには血栓ができるのを防止するために、血が固まりにくくする薬が処方されています。このような薬を服用されている方が、手術や出血を伴う検査を受ける場合には、これらの薬の服用をあらかじめ中止しなければならない場合があります。なぜ飲むのを止めなくてはならないのかというと、血液が固まりにくい中で手術を行ってしまうと、出血がひどくなってしまうリスクが上がってしまうからです。このため、これらの薬の内服が手術直前に判明した場合、手術が延期、または中止となる場合があります。
血液を固まりにくくするお薬以外にも、服用を中止することが望ましい薬があります(経口避妊薬や経口糖尿病薬など)。また、サプリメントや健康食品にも上記と同じような成分が含まれているものもあります。
手術前に服用を中止する期間は薬によって異なります。また、手術の種類、予想される出血量の程度、患者さんのリスクによって中止するかどうかも異なる場合があります。現疾患が重症な場合には代替薬への変更や、早めに入院しヘパリンなどの注射薬にて代替療法を実施する必要があります。ですから、病院を受診する際には、医療機関や保険調剤薬局でもらわれる「お薬手帳」や「くすりの説明書」を持参してきていただき、現在飲んでいるお薬・また最近まで飲んでいたお薬について主治医や看護師に相談していただきたいです。 (「お薬手帳」や「くすりの説明書」をお持ちでない方は服用中のお薬を持参してください。)
5月
市立病院 緩和ケア内科 山田武志 医師
死ぬ時のことについて話し合ってみませんか?
このタイトルは病院では少し不謹慎かもしれません。でも、70年代前半までは病院以外の場所(主に自宅ですね)で亡くなられる人の方が多数派だったのが、その後の医療の発展と共に逆転し、今では約8割の方が病院で亡くなられるようになり、それと同時に「死」は非日常的な出来事や忌み嫌うものとなり、話題に出すのは縁起でもない、不謹慎だ、というような風潮になっているからではないでしょうか。
昨今は就活ならぬ「終活」という言葉も見聞きする機会が増えてきていますので、自分だけで死について考えられている方はおられると思います。「安心だから病院で最期まで見て欲しい」「やっぱり気楽に過ごせる自宅にいたい」「点滴もして欲しくない」など考え方は人それぞれですので、不謹慎などと言わず、その思いをぜひご家族やご夫婦で話し合ってください。
病院では、患者さんの意識が悪くなり、最期の時が近づいてきた時に、ご家族に延命処置についてお尋ねします。この時のご家族としては「1分1秒でも生きていて欲しい」というのが正直な気持ちだと思います。死の決断を家族がするというのは非常に大きなストレスです。この時までにお互いの考えを話し合っておくと、「◯◯はこう言ってました」と本人が決めたことを伝える立場となれ、ご遺族の心の痛みは大幅に軽くなるとも言われています。
飯田医師会ではそのようなことを話し合う切っ掛けにと「事前指示書」というものを作成し、配布しております。病院や診療所にありますので、ぜひこの機会に一度手にとっていただければと思います。
6月
市立病院 総合内科 白旗久美子 医師
一無・二少・三多のすすめ
誰もが願う健やかな日々。皆さんはどんな工夫をされていますか?
病気になる原因には、環境や遺伝のほか、生活習慣が深く関わっていることが明らかになってきました。生活習慣病の改善と予防が、「健やかな日々」を過ごすのに大切な要素になります。
生活習慣病の予防にはどんな方法があるかご存知ですか?例えば、一無・二少・三多の生活はいかがでしょうか。
★一無(いちむ)
【無煙・禁煙の勧め】
たばこは、「百害あって一利なし」と言われていますよね。
★二少(にしょう)
【少食・少酒の勧め】
①少食
昔から「腹八分目に医者いらず」と言われています。食事を極端に制限することは、大変ですし、苦痛です。いつもより少し控え目に食事をするのはいかがですか。
②少酒
「百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそおこれ」とうい言葉もあります。たまに楽しむ程度のお酒であれば、薬になりますが、大酒をするのは危険です。
★三多(さんた)
【多動・多休・多接の勧め】
①多動
「2本の足は2人の医者」という格言があります。良く歩き、できるだけ身体を多く動かしてみましょう。体力の維持、増強は、病気予防の大切な要素です。
②多休
身体を動かした後は、しっかりと休養をとることも重要です。
③多接
多くの人、事柄、物に接して、創造的な生活を行うことも大切です。いくつになっても社会に貢献できる、そういう心持ちが若さを維持させてくれると言われています。
「健やかな日々」のために小さな積み重ね、「一無・二少・三多」を心がけてみるのはいかがでしょうか。
7月
市立病院 消化器内科 菅沼孝紀 医師
胃がん・大腸がん~内視鏡検査の勧め~
内視鏡検査の目的ってなんでしょう?
上部内視鏡検査(胃カメラ)では、食道・胃・十二指腸、下部内視鏡検査(大腸カメラ)では、回腸の終わりから結腸・直腸・肛門の内腔が観察でき、出血、炎症、潰瘍、ポリープなどといった病気を発見できます。でも一番の目的は、「がん」を見つけることだと考えます。
日本人の死亡原因の第1位は「がん」であり、最近のデータでは37万人の方が「がん」で亡くなるとの試算が出ています。胃がん、大腸がんの死亡者は10万人程度を占めます。また、女性の死因の第1位は大腸がんです。飯田市においても毎年、胃がん、大腸がんで100人近い方が亡くなられています。
「がん」は管腔内の一番内側の粘膜(粘膜上皮)から発生し、そこから大きくなり根を張るように発育します。早期の段階(早期がん)では、自覚症状はありません。自覚症状が出現してから見つかった胃がん・大腸がんは、筋肉の層を超えた進行がんのことが多いです。
早期がんで治療(内視鏡治療・手術)できれば、90%以上の方が完治できます。進行した状態で見つかると他の臓器に転移をきたし、長期間の抗がん剤治療が必要になることもあります。場合によっては、命を落とす結果につながります。そのため早期発見・早期治療が大切です。
がん検診でバリウムや便潜血検査を受けることも大切ですが、異常が指摘されたら「がん」の精密検査である内視鏡検査を是非受けてください。
8月
市立病院 循環器内科 赤沼 博 医師
片足のむくみは病気のサイン?
座りっぱなしや立ち仕事をしていて、夕方になると足がむくんで困るという話はよく聞かれます。一時的に両足がむくむのであればそれほど心配ありませんが、片足だけがむくみやすいことはありませんか。実はこれ恐ろしい病気の予兆かもしれません。
血液は静脈を通って心臓へ戻ってきますが、長時間同じ姿勢でいると、足に血液が停滞し、静脈内に血のかたまり(血栓)が出来てしまう場合があります。
これを静脈血栓症といいます。特に片足だけのむくみでは血栓症の可能性があります。血栓が足の静脈内に溜まっていてくれれば“むくんでいる”程度ですみますが、その血栓がはがれて、心臓を通って肺の動脈をふさいでしまうと、酸素化した血液が循環できなくなり命に関わる状態となります。これを肺血栓塞栓症といいます。熊本地震でも被災された多くの方が車中泊を余儀なくされ、50人以上が肺血栓塞栓症で入院されました。これまで日本人には少ない病気とされてきましたが、生活の欧米化や診断技術の向上により多くの患者様が確認されるようになりました。当院でもむくみや手術前の検査値異常などで、下肢エコーを行った方の約1/3に血栓が見つかりました。
静脈血栓症はお薬の治療も必要ですが、長時間同じ姿勢をとらずこまめに体を動かしたり、足のマッサージをしたり、水分を十分にとるなど予防することがとても大切です。
むくみは誰でも経験するような症状ですが、重篤な病気が隠れていることもあります。気になるむくみがあれば専門医に相談してみてください。
9月
市立病院 腎臓内科・腎センター 森 雅博 医師
あなたの腎臓を守るために
腎臓は人が生きていく上でとても重要な役割を果たしています。よく知られているようにおしっこを作る働き以外にも、骨を丈夫に保ったり、血圧を適切にコントロールしたり、赤血球を作る手助けをして貧血を防いだり、実に多くの働きをしています。
様々な原因で腎臓の働きが徐々に悪くなる病気を、慢性腎臓病(CKD)と呼んでいます。日本では、1330万人(成人の8人に1人)にその疑いがあるといわれています。慢性腎臓病は自覚症状が少ないため、気が付かないまま症状が進んでしまうことが多く2014年には32万人を超える方々が透析治療を受けています。腎臓の働きが正常の60%以下になると、心筋梗塞や脳梗塞になる危険が増すといわれています。
慢性腎臓病の早期発見、早期治療は、腎臓を守るだけでなく心臓病や脳卒中の予防にもつながるのです。もし慢性腎臓病と診断されたら、腎臓の働きをこれ以上悪くしない治療が基本となります。進行してしまうと、失われた機能を取り戻すことはできません。
しかし、早期に発見し、適切な治療を受けることで、進行を止めたり遅らせたりすることができます。そのために、まず定期的な尿検査と血液検査を受け自分の腎臓の状態を知ることをお勧めします。腎臓病だとわかった場合、食事療法(減塩、たんぱく質制限など)、薬物療法(高血圧、高血糖、脂質異常症の治療など)、生活習慣の改善に取り組むこととなります。
そして、腎臓病が進行した場合、透析治療や腎臓移植といった治療が必要となります。腎臓のことは一人で悩まず医師、看護師、栄養士や家族と相談しながら、日常生活に上手に治療を取り込んでゆきましょう。
10月
市立病院 脳神経内科 吉田 拓弘 医師
脳梗塞とは
「脳梗塞って何?」この質問は、新聞を読んでいる大人に子供が「バブル経済って何?」と聞く状況に似ています。よく聞くけどよく知らない。でも知ったような顔をしていないと体裁が悪い。正直、バブルがはじけたと言われても私には何のことか分かりません(胸を張って言うことではありませんが)。でも脳梗塞は今知らなくても結構です。これを読んで下さい。
「梗塞」とは、血管が詰まり周辺がダメになることです。心臓の血管が詰まれば心筋梗塞、脳の血管が詰まれば脳梗塞。酸素を供給できず、臓器の一部がダメになります。原因には動脈硬化や不整脈などがあり、いずれも血の塊(血栓)が詰まります。
症状はいろいろですが、ここではあえて2つだけ覚えて下さい。①ろれつが回らない。②左右どちらかの手と足が動かしづらい。これらの症状は突然です。3年前から徐々にろれつが回らない人は脳梗塞ではありません。最近では来院までの時間が短いほど治療の選択肢が増えます。血栓を溶かす点滴(t―PA療法)や、カテーテル(管)で血栓を回収する治療(脳血管内治療)が登場しています。t―PA療法は発症4.5時間以内の開始が必須で、むやみな治療は逆に有害です。条件を満たす患者は一部に限られます。2つの症状が目の前で突然生じたら迷わず救急車を呼んで下さい。逆に過度な心配は体に毒ですから、基本的には大きく構えましょう。
予防はより大切です。高血圧、糖尿病、脂質異常症等、生活習慣病のある方はその治療が第一。絶対禁煙。お酒は1日1合程度まで。救急室で皆様にお会いしないことを願っております。
11月
市立病院 内分泌内科 中嶋恒二 医師
中庸を保った糖尿病療養~過ぎたるは及ばざるがごとし~
糖尿病診療では高名な、あるクリニックの先生のお話でした。そのクリニックでは揚げ物は一切禁止。それによるのか通院患者さんのHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の平均値は7%未満でとても優秀。一方で体に良いと聞くとそれ(菊芋、ヨーグルトと蜂蜜、栄養ドリンクの類、赤ワイン…)を過剰に摂る方もいらっしゃると。各々の善し悪しは別として、天ぷらが大好きな私はそのクリニックには通院できないようです。
多くの糖尿病患者さんは日々血糖を下げようと奮闘していると思います。糖尿病患者さんの血糖コントロールは良好であることに越したことはありません。でも、とにかく低ければよいというわけではないようです。低血糖は心筋梗塞や脳梗塞のリスクになり、特に高齢者では、その低血糖を起こしやすく、認知症や転倒のリスクにもなるそうです。
今年、糖尿病学会と老年医学会から高齢の糖尿病患者さんにおけるHbA1cの目標値について指針が出されました。インスリンや低血糖の起きやすい内服薬を用いる場合には、患者さんの状態に応じてHbA1cの目標値に下限を設けることになったのです。低血糖によって脳や心臓にダメージを負って健康寿命が縮んでしまっては、それまでの努力が水の泡です。
糖尿病療養には中庸の徳のようなものが必要なのかもしれません。普通の(偏りのない)食事を適量、普通に(早食いやまとめ食いなく)摂り続けるのも難しいですし、たまには羽目も外したくなります。孔子は現代の糖尿病療養までも見越していたのでは?と考えたくなってしまいます。
12月
市立病院 消化器外科 水上佳樹 医師
胃がんについて
皆さまは“胃がん”という言葉を耳にしてどのようなことを連想されますか?「私には関係ないな」とか「胃カメラって前に辛い思いをしたから二度とやりたくないのよね」などと思っている方もおられるかと思います。いわゆる固形がん(物理的な形をつくるがん)としては2012年の統計で男性では1位(2位大腸、3位肺)、女性では3位(1位乳房、2位大腸)の多さなのです。現代は2人に1人はがんになる時代であり、決して人ごとではないのです。
私は外科医として約20年、がんの治療をしてきて思うことがあります。胃がんは早期に発見すれば完全に治る(それが原因で死ななくて済む)がんであるということです。胃がんは進み具合で8段階に分かれますが、ある基準を満たす胃がんであれば内視鏡で切除することもできますし、また、ある程度進行した胃がんであっても手術によって完全治癒が見込めるタイプのがんであると思います。がんの中には膵臓がんのように比較的早期に発見し手術を行っても再発し死に至る厳しいがんもあることを考えると、毎年胃カメラを一度受けるだけで失わなくてよい命を救うことができるのです。
当院での手術は開腹手術が基本ではありますが、ある一定の条件を満たせば腹腔鏡を用いて手術の傷が極力小さくなるような術式も行っております。一度も胃カメラを受けたことがない方はもちろんのこと、健康診断・人間ドックを積極的に受けていただき、大切な家族のためにも助かる命を無駄にしないでいただければと切に願っております。