災害救急医療シュミレーション訓練を終えて
(8/29 208名参加)
◇◇◇◇ 目的 ◇◇◇◇
大規模地震が発生した場合、多くの負傷者が運び込まれ、迅速で的確な初期対応が必要となります。災害拠点病院として必要な救急医療体制を整備し対応する事を目的に災害救急医療シュミレーション訓練を実施しました。訓練は「飯田市」「飯伊包括医療協議会」「市立病院」の3つの枠組みから構成されており、それぞれが連携を取り合いながら、相互の訓練に取り組まれる形で実施しました。
本年度の重点事項は以下の4点です
- 病院本部体制整備と本部機能の発揮
- 発災初期の自衛消防活動等の確認
- 迅速かつ適切な情報収集と情報処理
- DMAT隊との連携体制の整備
◇◇◇◇ 主な反省点 ◇◇◇◇
- 本部機能を医療現場と離して二階に設置したことで、情報処理に集中でき被災状況・復旧の把握や診療に関わる重要な意思決定を的確に行う事ができた。
- 院内通信機器類は使用不能を想定し、情報伝達の手段を人としたため、情報連絡班の人員確保と本部で処理すべき情報の範囲が課題となった。
- 外部との連絡調整では、衛星連携・災害時優先電話が使用しやすい環境整備が必要である。
- DMAT隊としての訓練参加は初の試みであり、人員確保や病院本体との連携・連絡方法などさらに工夫が必要である。