5月12日は「看護の日」です。これは、ナイチンゲールの誕生日にちなみ、旧厚生省が1990年に制定したもので、「看護の心をみんなの心に」という思いが込められています。毎年、主任会が中心となって看護の日のイベントを行っていますが、今年度の病棟イベントは例年通り、入院患者さんへメッセージカードと絆創膏をお渡しし、看護の日の由来や患者さんやご家族を支援し応援する気持ちなどを、受持ち看護師から患者さんにお伝えしました。
また、外来イベントとして今年度は、3月11日の東日本大震災における当院のDMAT、医療班の活動について、1階ホールでパネル展示を行いました。あわせて、「看護師が提供する、もしものためのワンポイントアドバイス」として、防災ミニ知識の展示およびパンフレット配布、看護の日関連グッズ(絆創膏など)の配布を行いました。パンフレットは、約300名の外来者にお配りし、防災ミニ知識について説明しました。「常用薬とお薬説明書を非常持ち出し品に準備を!」「ポリ袋とダンボールまたはキャスター付バックで給水タンクの代わりになります」などの情報を、熱心に聞いてくださいました。また、約50名の方が足を止め、支援活動報告のパネルを見てくださり、「他人事ではないですね」「このことについては、被災地はどうだったのか」など、感想や質問もいただきました。
いつ起こるか判らない、また、起こらないかもしれない災害ですが、災害に対し日頃から備えておくことは大切です。今回のイベントが、災害に対する準備や、家族で防災対策について話すきっかけになればうれしいです。
(看護部主任会)