21世紀少子高齢化社会を支えていくためには、看護の心・ケアの心、助け合いの心を広く分かち合うことが必要です。このことを老若男女問わず誰でも認識するきっかけとなるように、厚生労働省が、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ5月12日を「看護の日」と1990年に制定しました。
当院では毎年、主任会が中心となって看護の日のイベントを行っています。今年度の外来者を対象としたイベントは、先月開設した、救急センター(救命救急センター)の役割と適切な受診方法を理解していただくためのパネル展示とパンフレット配布を行いました。あわせて、昨年度好評であった、指先や集中力を使った豆つまみや、想像力を使った2文字熟語クイズなどの脳トレを行いました。豆つかみでは、お子さんから80歳代の方88名に参加していただき、結果に一喜一憂して看護師とふれあう姿を見ることができました。
病棟イベントは例年通り、入院患者さんへメッセージカードと、絆創膏をお渡しし、看護の日の由来や、患者さんやご家族を支援し応援する気持ちなどを、受け持ち看護師から患者さんにお伝えました。
今回の看護の日のイベントを通じて、皆さんに看護を身近に感じていただき、看護の心をみんなの心にして、支え合う心・助け合いの心を分かち合って絆を深めていきたいと願っています。