毎年、夏休みのこの時期を利用して、長野県看護協会主催による「高校生一日看護師体験」を実施しています。これは若い世代に看護の魅力を伝え、看護職を目指す機会になればと考えた事業です。今年度、県下で約1400名余の高校生が87施設で体験をします。当院は毎年2回あわせて40名ほどの高校生に体験していただいてきましたが、今年度は74名の応募をいただきました。看護職をはじめとして「医療職」に関心を持っていてくれる表れだと思い、大きな期待が湧きました。
今年度は、白衣をミントグリーンのスクラブタイプの上着に新調し、より活動的に体験学習に臨んでもらいました。また従来の白衣を希望した生徒さんには白衣姿で写真撮影もしました。恒例の病棟での看護体験に加え、インストラクターからBLS(一次急処置)の実践授業も受けていただきました。
現在働いている看護職のなかには、当院の一日看護師体験を経験した者がいます。今回は実行委員の中で代表者3名が自分の経験を紹介しました。また、院内の案内は、普段見ることのできない部署も含めDVDにして見てもらいました。DVDも実行委員が中心になって作成しました。
終了後のアンケートからは「やりがいのある仕事だと再確認した」「一所懸命勉強して必ず看護師になって市立病院に戻ってきます」「看護の仕事は知識とコミュ二ケーション能力が必要だと思った」「BLSは大変だったけど、そんな場面に遭遇したら人を助けたい」と、率直で素敵な感想が寄せられました。実行委員一同、帰る学生さん一人ひとりに挨拶しながら、一人でも多くの看護師の誕生といづれ当院で一緒に働けることを祈りました。実行委員は卒後2年目を中心としたメンバーですが、この活動を通じ各自の成長を再発見できました。
今年度は、県看護協会から広報活動として、SBCラジオで情報提供をするようにお話をいただき、10分弱の生出演をしました。興味のある方はこちらからお聞きください。
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