平成24年3月に着手しました第3次整備事業が、このたび竣工しました。
この事業は「救急医療」「周産期医療」「がん医療」の充実を図る、「レストランや売店などのサービス部門改善」、「災害拠点病院としての機能を高めること」を主な目的として行われました。
南棟・北棟の増築と本館の改修を順次行い、平成25年4月から救命救急センター、平成26年1月から周産期センター、平成26年3月からがん診療・緩和ケアセンターの運用をしています。
3月29日(土)午後、鼎文化センターにおいて関係者御出席のもと、竣工式を行いました。
竣工式に引き続き、記念事業として、麻木久仁子さんの講演会を行いました。講演会は2部構成で、第1部は麻木さんの「50歳を前にして見つかった乳がん-今だから話せる人生観とは-」と題しての講演、第2部は金子源吾院長が座長となり、新宮聖士乳腺内分泌外科部長が加わった3人の座談会という形で行いました。その中で、麻木さんは、主治医の先生を信頼すること、早期発見が大切であることなどを説かれました。検診については、自分は絶対に乳がんを発しない体質だと信じていたところ、あるきっかけで検診を受け乳がんを早期に発見できたとのことで、検診を受けることの大切さを訴えられました。そして、講演会に来られた方、お一人お一人が、それぞれ3人の方に検診を呼びかけ、そして、その3人がまた3人に呼びかけるようにすれば、多くの方が救われていくのではないかと話されました。
また、ロビーにおいて、がんに関するポスター展示を行い、来場された皆様にがん医療についての情報提供も行いました。